【ネタバレなし】『ガンズ・アキンボ』やりたい放題ラドクリフ、もういいお前はそのまま進め【レビュー】
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*ジャンル:アクション
*キャスト:ダニエル・ラドクリフ、サマラ・ウィーヴィング、ナターシャ・リュー・ボルディッツォ
*監督:ジェイソン・レイ・ハウデン
*脚本:ジェイソン・レイ・ハウデン
*公開:2021年02月
*評価 (10段階):4
*ネタバレ:無
仕事はクビ寸前、恋人とは崖っぷち。
そんなヲタクのストレス発散は、生配信型デスゲームのチャット荒らし。
当然悪事に天誅下り、平穏無事な日々は一転。運営に特定されて、デスゲームの参加者にさせられる。
イカれた運営の魔改造で、両手は拳銃。
能力もへったくれも無いヲタク君の対戦相手は、最凶の美女殺し屋ニックス。
どう考えたってこれって無理ゲー?
ハリー・ポッターでおなじみダニエル・ラドクリフの、水中死体に続くキテレツキャスト!
ポップで軽快なガンアクションは正にイマドキ。
引用元:【予告】『ガンズ・アキンボ』2.26全国公開 – YouTube
観ました~~。
『ハリー・ポッター』でおなじみダニエル・ラドクリフの新作映画!
近年彼は、オナラで進む水中死体役など、奇抜な役を色々とやっています。
それに続いて、今回は両手を拳銃に魔改造されたヲタク役です。
言ってる意味、分からないですか?僕も自分で意味分かっていないので、これ以上追及しないでください。
後述しますが、彼自身も比較的好んで奇抜な役をやっているようで、そうした意味でレビューを書くこと自体無粋なのかもなーとも思ったりします。
突然背負わされたハリー・ポッターという十字架から解放されて、好きにやるダニエル・ラドクリフ。
そのまま君の幸せを突き進んでくれと思う気持ちを持ちながら、本作の感想を書いたりします。
作品としては非常にポップで演出等々も現代的。
「生配信」「デスゲーム」「チャット」等、ストーリーの内容からも現代的な様子が伺えます。
そのおかげもあり、本作は非常に入り込みやすい。普段接している身近なコンテンツで固められていることもあって、日常の延長線上を見るように、スーッと話が入ってきます。
ただ、裏表みたいなことですが、ちょっとちゃっちいかなぁという印象。うーーん、なんだろ。既視感の連続みたいな感じがうっすらと続きます。
ストーリーもそこまで大きな展開もなく、入りやすかった分ちょっと期待しすぎてしまったかもなという印象です。
以下から、少し掘り下げて書かせていただきます。
ハリー・ポッターでおなじみダニエル・ラドクリフの変な役!君は君の生きたい世界へ突き進め
本作の主人公を演じるのは『ハリー・ポッター』でおなじみのダニエル・ラドクリフ。
最近は『スイス・アーミー・マン』で、オナラで海を渡る死体役を演じて話題になりました。[1]参考:ダニエル・ラドクリフ、最新“主演作”で死体を熱演!?愛おしくてたまらない大傑作『スイス・アーミー・マン』 – FILMAGA
私は少し浅学なこともあり、「ぁー、また変わった役をやっているなぁ」くらいにしか思っていなかったのですが、ダニエル・ラドクリフ自身、『ハリー・ポッター』では非常に苦悩の日々を過ごし、その後は『自分がしていて本当に幸せだと感じることに重点を置いている』と語っています。[2]参考:ダニエル・ラドクリフ、「強烈キャラ」ばかり演じる理由を告白 – COSMOPOLITAN
なんだかこういった背景を知ると、矛盾していますが、ダニエル・ラドクリフが変な役をやっている作品に良し悪し言うのはどうなんだろうって気分になっちゃうんです。
当然作品と切り分けて考えるべきですし、だからこそこうして記事にしているのですが、殊、ダニエル・ラドクリフに関して言えば「良い!ラドクリフ!お前はそのまま進め!もう充分頑張ったんだから、お前は自分の幸せを追求していいんだ!!」ってなりますね。
とか、そんなことをほのぼの考えながら、作品の内容に触れていきましょう。
良く言えば入り込みやすく、悪く言えばちゃっちい感じ
導入から非常に現代的だなという印象です。
良くも悪くも、第四の壁(観客に話しかけるなど)を簡単に破る感じがあったり、最近流行ったドラマで言うと『ドラッグ最速ネット販売マニュアル』に非常に似ている感じがあります。
「クソリプ」とか「無理ゲー」みたいな、ヲタク的な要素、ネットミームをふんだんに盛り込んでいるのですが、その意味が自然と大多数に伝わるほどにネットが社会に浸透していて、「サブカルチャー的なポップカルチャー」といった様相が非常に興味深い。
とは言え全体を通して少し演出がちゃっちいというか、うーーん、何処かで観たことあるなぁというシーンが多かったかな。
すごく悪い表現ですが、うっすら何かの焼き直しな感じがずっと持続する。
本当に特筆すべきことは無い印象ですが、しいて良いところをあげるなら、ポップで入り込みやすいところ。
同時に悪いところも特別無いというか、シンプルに退屈かなぁという印象。
本当に、特にこれと言って気になるところがあるわけでもないけど、時間を見ては「うーん、まだ結構あるなぁ」とか気にしてしまう。そんな感じです。
ストーリーは抑揚も無く特に捻りも無い
前述した内容にも通ずるのですが、展開がずっと変わりません。
予告にあるようなことが90分くらい流れていて、だからどうっていう抑揚も特に無い。
そんな具合で進むので、何か捻りが入るか~?入ってくれ~!と思うままずっと進む。個人的にはもう少し何かあっても良かったかなぁ。
ダメ主人公が生き残るのに必要な要素、全体に感じる「何故?」の空気
あと一番気になったのは、全体的に「何故?」という場面が多いですね。
映画とかって、フィクションであることを踏まえても「普通に考えたらおかしいよな」ってことはあると思うんです。
それがちょっと多すぎたかなぁ。常に「んーー?うーーん、んーー?」みたいな感じ。
予告でお分かりの通り「最強女とザコ男が戦う」映画ですが、ザコ男が対等に戦うには当然何かしらが必要になると思うんです。
それは時に他人(仲間)の力であったり、特殊な技能であったり、主人公補正の運であったり。
不用意なネタバレは避けたいので明言は控えますが、そういったある種の主人公補正があって、初めて「最強女とザコ男が戦う」映画みたいなのって成立すると思うんですね。
その点本作は、特に何かを持ち合わせている訳でもなく、じゃあなんで善戦してるかっていったら「本当になんで?」って感じになってしまう。
そんな感じで、うっすらモヤモヤしているところにやってくる射撃の大チャンス。
そこで撃たず、「ぁー、まぁ素人なら躊躇うかぁ」とか思ってる10秒後くらいに平気で撃つ。色々と、何故?さっき撃たないで、今?何故?みたいな。
そこがちょっと気になったかなぁ。
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ではまた~。
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