【ネタバレなし】『Almost Human』ムズすぎ。誰か賢い人教えてください。【レビュー】

2022年5月30日

(※画像クリックでプライム・ビデオに飛びます。)

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*ジャンル:ドキュメンタリー
*キャスト: –
*監督:ジェッペ・ロンデ
*脚本: –
*公開:2020年

*評価 (10段階):4
*ネタバレ:無

デンマークのスティーヴン・フレイが複数の科学者とのやり取りを通して、「人とは何か」「機械とは何か」を突き詰めていくドキュメンタリー。

「人が人たらしめる行動とは何か」「機械がどのようにして人間に肉薄していくか」という普遍的テーマを、科学的根拠に基づいて追究する。

内容は科学的且つ哲学的で、決して平易とは言えないが、1時間にも満たないシャープな尺でみるみるうちに引き込まれていく。

引用元:Almost Human | Trailer | Available Now – YouTube


観ました~~。難しすぎて泣きそうです。正直全然分かりませんでした。

「ドキュメンタリー映画」のカテゴリーにあったので拝見しましたが、これって映画なのかな?

確かにドキュメンタリーについては「何を以て映画と呼ぶか」ってかなり曖昧なところがあるように思いますが、科学者へのインタビューメインでひたすら喋ってる感じが、今まで拝見したドキュメンタリー映画とは若干異なりますね。

シアターで公開されたら映画、とかそんな感じなのかな…。こちらの作品は調べても全然情報が出てこないので詳しく調べるのが難しいあたりもまた手詰まり…。

掘り下げるのもおこがましいレベルで理解できていないのですが、せっかく拝見したので少し(ホントに少し)掘り下げて書かせていただきます。

「人と機械の関係性」では収まらない広範なテーマ

本作拝見時、私は安直に「人と機械の関係性」みたいなところを観るつもりだったのですが、いきなり炭鉱夫がカナリアを連れて炭鉱に入る話で始まったり、地球、原子、イヌイット、生物学的な見解、その他もろもろ怒涛の知性ラッシュで泣きそうになります。

歴史を遡って、人間の集団行動について分析をしていたりと、結局それらの難解なピースが「人間とは何か」であったり、「生物として捉えた人間、それと対極にある機械」みたいなところの説明だと気付く。そこに気付いた時には嬉しいような気持ちはありましたね。暗闇の中、手探りで大切なものを掴んだ感じ。

一度目に観ただけでは(私のレベルでは)、生物としての人間を紐解いていることに気付くだけで理解できない。

二度目に観てようやく、それら個々の事象についての意味がなんとなく理解できてくるのですが、それら全ての繋がり、面のような形で「人間とは何か」を表現しているようには僕には見えませんでした。難しかった。。

きっと、本と同じように何度も観ると段々と面としてそれらを捉えられるようになるとは思うのですが、そこまでのエネルギーは無かった。。だって難しいんだもん。。50分程度の尺だから、長さっていう意味ではラフに入れるのだけれどね。

「人が人たらしめる行動」と「機械の人間への肉薄」

機械については中盤頃からようやく出てきて、個人的にはそこからが面白かったです。

やはりそれ目当てで観始めたということもありますし、何より主題に沿ったところなのでイメージがしやすかった。

もう本当に賢くない感想しか言えないのですが、「人の行きつく先に機械的なムーブがある訳じゃないんだなぁ」と思いました。

「人工知能」や「ロボット」の合理的なムーブは、決して人間を合理化したものではないように感じました。人間のそれとはまた違うところがロボットにはあって、それについては人間もまた同様。

よく「ロボットに仕事を取られる」だとか、「人間的な仕事はそう簡単には取られない」だとか言われますが、それはそれで一つの真理であって何となく理解できるとは思うんです。ただ、僕たちのような一般人がそこについて突き詰めて考えているかと言えば微妙なところで、ちょっと非現実的だけどリアルな実情みたいな程度にしか受け止めてないと思うんですよ。

本作はそれを、科学というリアルなものを用いてゴリゴリに説明してくれる。「なんかよく分かんないけど、本質的に違う気がする~~」と、口を半開きにして思っていました。

興味深かったところをザックリ記載すると、ある事象へのアプローチ。

コンピュータアルゴリズムは全てのパターンを試行して最適なものを見つけるアプローチを取るのですが、人間はそもそも「自分たちが全てのパターンを試行できない」ということを認識しているからこそ、コンピュータとはまた異なるアプローチを取るんですね。

そこで人間の試行のキーとなるものが「本能」という動物的なもの。おもしれ~~。

大体そんな感じでした。過去イチでペラいレビューですが、賢い人教えてください。

STEVEN(Interviewer)「Do you have a soul?」

ERICA(Robot)「Are you asking if I believe that I have a soul?」

STEVEN(Interviewer)「Yes.」

ERICA(Robot)「Hmmm. Okay. I guess I would say I think that humans want to believe that they are special and they have something like a soul within them that machine could never have.」

引用元:『Almost Human』

リスニング不得意なので、聞き間違いありましたらご指摘ください。

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