【ネタバレなし】『ハッピー・デス・デイ 2U』複合ホラーの新しい試み。名作のオマージュも必見!【レビュー】

2021年5月26日

happydeathday2u

出典:( (C)Universal Pictures )

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*ジャンル:ホラー
*キャスト:ジェシカ・ローテイズラエル・ブルサード
*監督:クリストファー・B・ランドン
*脚本:クリストファー・B・ランドン
*公開:2019年06月

*評価 (10段階):5
*ネタバレ:無

殺されることで同じ日をループする。

その悪夢の影響は、ツリーの周辺にまでも及び始めた。

奇妙な面の人物は、ツリーのみならず周囲の人間までをも狙い始める。

周囲の人間を守るため、「ほっといても来るはずの明日」を迎えるため、ツリーは何度も死に続ける。

引用元:『ハッピー・デス・デイ 2U』予告編 – YouTube


観ました~~。

前作を観ている前提で繋がっていて、その繋がりがキレイ。

ただ、キレイに繋がっているものの、本作から観てもまぁ観られるかなという印象もあります。

よほどの理由が無い限り、前作から続いて観てみるのがいいかもネ。

前作は、サスペンス寄りのホラーでしたが、本作は全然別物。

予告でも前作テイストな描写ばかりだったので、そのつもりで観たら少し肩透かしを食ってしまったかな。

テンポ感やドキドキを楽しみにしていた分、少し退屈に感じました。

前作はサスペンス寄りでしたが、本作はSFアドベンチャー寄り。

ここもネタバレに該当する気がしたので書くべきか迷いましたが、ここは事前に知っておいた方がいいような気がしたのでジャンルのみお伝えしておきます。

自分の中でSF的な視点に変えてからは何となく楽しめたので、制作側の「そういうことがしたいのね」が、本作(2作目)で分かったからには、3作目に期待したいなという感じです。

以下から、少し掘り下げます。


前作はサスペンス寄りのホラー、本作はSF寄りのホラー。名作オマージュも要チェック!

前作からの繋がりで本作になりますが、ジャンルは前作と全く別です。

前作を「サスペンス寄りのホラー」と表現しましたが、それに倣うと本作は「SFアドベンチャー寄りのホラー」といったところ。

また、前作に引き続きポップさもあり、一つの作品の中に様々なジャンルが含まれている様子は真新しい。

クリストファー・B・ランドン監督のチャレンジングな感じが見られて面白いです。

いわゆる「名作映画」をベースにするのが好きなようで、念のため文字色「白」にてネタバレ回避しておきますが、前作・本作と以下の作品のオマージュが散見されます。

  • 『ハッピー・デス・デイ』(前作):『恋はデジャ・ブ』『バタフライ・エフェクト』っぽさ(作中にて明言はされず。)
  • 『ハッピー・デス・デイ 2U』(本作):『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『バタフライ・エフェクト』(本作にて明言。)

こう見ると、ジャンルが多岐にわたっていることもあり、名目上のジャンルを「ホラー」として置くのも納得できます。

「おっ!この感じはアレっぽいな」みたいな楽しみ方も出来るのでよろしければ是非…!

前作のノリで観ると少し肩透かし?予告で明示してくれていたらなぁ

前作のホラー的、サスペンス的な展開を想定して観てしまったので、その点少し肩透かしを食った印象です。

途中から、「なんか退屈だけど、もしかしてこれSF的な感じか?」と気付いて、目線をSF的にズラして観たらまぁまぁ楽しめたので、SFアドベンチャー的だと思って観始めたら最初から楽しめたのかもしれないなと、少し思いました。

うーーん、意図は分かりかねるので何とも言えないのですが、予告が前作と同じテイストに見えるんですよね。

予告で、その感じのニュアンスをなんとなく示して欲しかったかなと言うのが個人的な感想です。

劇的な展開も少なく、テンポも悪い

SFアドベンチャー的と記載したように、少しドキドキ感と言うか、劇的な展開に欠けるところがあります。

また、少し難しめなことをアレコレ言ったりやったりするので、テンポも悪くて少し退屈かなぁ。

予告にありますが、本作でもまたツリーが誕生日を繰り返すんですよ。

これが何を意味するかって、「ツリー以外状況を理解していない日」をまた繰り返す訳です。しんどくね?

3作目は別の日を描くようなので、そこに期待したいところです。[1]参考:『ハッピー・デス・デイ』3作目はついに「別の日」描く ─ 仮タイトルは『ハッピー・デス・デイ・トゥー・アス』 – THE RIVER

制作陣のやりたいことを理解した上での3作目に期待

本作を私が最大限楽しめなかった理由。1作目と同じテンションで観始めてしまったところかなと思っています。

その結果、1作目のレビュー記事で書いたような良いところを期待の上で、次に上乗せされる面白さを楽しみにしてしまった。

蓋を開けると1作目とは全くの別物で、1作目のレビュー記事で書いたような魅力は殆ど吹っ飛んでしまっていた。

途中からSF寄りに目線を変えたら楽しめたような節もあるので、制作陣の「そういうことがしたいのね。」を何となく理解した上で、「ジャンル」というものにとらわれず3作目に期待したいところでございます。


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