【ネタバレなし】『ユージュアル・サスペクツ』伝説のカイザー・ソゼの謎!【レビュー】

2022年6月3日

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ある事件の容疑者として、常連の悪党が集まった。

汚職警官のキートン、強盗コンビのマクマナスにフェンスター、爆弾製造のホックニーに、詐欺師のキント。5人で手を組みデカいヤマ。

いつものヤツらでいつもの悪事。いつもと違うのは、裏にうごめく「カイザー・ソゼ」の影。

恐怖の象徴「カイザー・ソゼ」はただの伝説か。それとも実在する本物の悪魔か。

引用元:The Usual Suspects – Trailer – YouTube


観ました~~。名作として名高い本作、早く観たい早く観たいと思いつつ先延ばしにしていて、ようやく拝見することが出来ました。

サスペンスといっても、スピード感のあるヒリヒリした作品というより、じわりじわりと物語が進みます。

そうなるとマンネリが不安になるところですが、映像は「現在の会話」と、「その会話に出てくる場面の回想(過去)」が入り組んでいるので、これくらい丁寧に進めてくれたのは良かったと考えます。

本作のように少し難しい(分かりにくい?)作品は一定数、理解の追い付かない層が出てくるのですが、本作は内容の割に広い層の人が物語を理解できているように感じます。

誰も置いてけぼりにしないスタンス。イイネ!

反面、ラストの展開が少し想像しやすかったかなぁ、と。

これを『サイコ』のように、「経年によって観る側が想像しやすくなってしまった」と考えるべきかというところですが、名作という前評判で期待した目線で見ちゃうと「あぁ、こんな感じか」と少し拍子抜けしちゃうかも。

上記の感想はあくまでラストを額面通りに受け取った場合なんですけどね。

前置きが長くなってしまいそうなので、詳しくは下記から書かせていただきます。

複雑な割に分かりやすい親切設計!

冒頭にも述べたように、本作は回想録のように進みます。

ただ、ザックリ書くと「現在っぽいノリで映す過去」⇒「現在」⇒「回想で入る過去」⇒「現在」⇒「回想で入る過去」みたいな流れで始まります。

スタートで「現在を映しているように見える過去」から始まるおかげで、最初は「現在?過去?現在?過去?ヨイヨイ?ヨイヨイヨイ?」みたいに混乱しやすいです。

ただ、結構早い段階で「現在の話です!」「過去の話です!」と、なんとなしに示してくれるので、複雑な割に分かりやすい。

ちょっと誘導くさい感じもありますが、親切設計ということでヨシ!

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丁寧な進行ということで気になるところはマンネリ感。

その点本作は、下地に「なんかヤベー男、カイザー・ソゼ」の存在が常に匂うので、とろ火の緊張感がじわじわと持続します。イイネ!

息をのむようなドキドキのシーンは少ないものの、決してマンネリしない火加減を維持してくれるので、こちらも観ていて飽きません。

「実体のないカイザー・ソゼ」に右往左往している様子が面白い

本作のカギを握るカイザー・ソゼという男。噂によるとなんかヤバい奴で、また別の噂によると存在しないただの伝説。

そんな謎の黒幕(?)、カイザー・ソゼに全員が右往左往する。その様子が面白い。

別にコメディチックに面白いという訳では無いのですが、中学時代の花子さんみたいな感じで、大の大人、しかも悪党たちが大真面目に右往左往しているんですよね。

で、カイザー・ソゼを知っている(?)悪党たちは「ヤバい、ヤバい」と大騒ぎ、知らない悪党たちは騒ぎ具合を見て「いや、どーせ存在しないだろ!」みたいな。

ただ、外側から騒ぎを見ていた悪党たちも、気付いたら内側に寄って行っていて「ヤバい、ヤバい」と右往左往。それを観ているこちら側も「カイザー・ソゼって何?いる?いない?何?どっち?なんかヤバくね?」と右往左往。これが面白い。

この映画を観ながらカイザー・ソゼについて考える、それだけでご飯3杯イケるくらい楽しめます。いや本当に。

ストーリーの粗さでラストはマルチエンディング化?

冒頭にも述べたように、額面通りに受け取ると、ラストの展開は少し想像しやすいです。

途中から、「オチはこのへんじゃねぇかなぁ」と、2, 3くらいのオチの想像がつき、ギリギリまで確定こそしないものの結局想定していたオチの中でも、「ぁー、それかぁ。」と少し拍子抜けしてしまう方向に。

ただこれはあくまで「額面通りにオチを受け取った場合」のみ。

どういうことかと言いますと、ストーリーの中の「あれ?」と感じる違和感を上手く拾っていって、別のオチと解釈する考察が複数存在しているんです。

しかも、そのどれもあり得る考察なんですよね。

どれも多少噛み合わない点があるのですが、それで言えば「額面通りに受け取ったオチ」の場合でも微妙に噛み合わないところがあったりする。

その結果、議論が活発化して、盛り上がる。観ている側の受け取り方次第で「複数のエンディング」になるようなマルチエンディングな映画だとも言えます。面白い。

何処までが想定の範囲内なのか(ストーリーの粗さ、オチの想像しやすさ、複数生じる考察、etc…)分かりませんが、あくまで額面通りに受け取って評価を6と付けました。

全て想定通りなら本当にすごいことだけど、もうそこまで考えたら評価とか訳分からなくなっちゃうのでね。。

個人的に、このあたりは『SE7EN(SEVEN / セブン)』と似ているなという印象があります。

ケヴィン・スペイシーの出演、公開年が同じなど、共通点も多い作品ですね。興味のある方は是非ご一緒に。

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ではまた~。

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