【ネタバレなし】『SE7EN(SEVEN/セブン)』七つの大罪、猟奇殺人。人の罪とは。【レビュー】

2022年6月3日

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退職間近のベテラン刑事サマセットと、新米刑事ミルズは、ある猟奇殺人事件の現場へ向かう。

現場の状況と、続いて起こる他の猟奇殺人事件の様子から、サマセットは七つの大罪になぞらえた連続殺人事件だと考える。

暴食、強欲、怠惰、憤怒、高慢、肉欲、嫉妬。

全ての罪の完成を、サマセットとミルズは阻止できるのか。

引用元:Seven Trailer – YouTube


観ました~!面白い!友人が「こういうの好きそう」ってよく言ってくれていたので期待値マシマシで観ました。

本作はキリスト教の七つの大罪(暴食・強欲・怠惰・憤怒・高慢・色欲・嫉妬)を基にした凄惨な事件を追う、スリラー寄りのクライム映画。

斜に構えたがるような、慢性厨二病の私が好きそうな映画。というか男の子全員こういうの好きでしょ!?ね!?!?

キャストは全盛期のブラピ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシーという豪華すぎるメンツ。最高級のミックスグリル?

ケヴィン・スペイシーもお二人と並べると知名度はそこまでかもしれませんが、落ち着きのある役柄や何か裏を匂わせる役柄など、私は結構好きですね。小日向文世さんみたい。

ストーリーに関しても、七つの大罪をなぞってくれるので比較的わかりやすく、それでいて次の展開が気になる凄惨さ。結構ドキドキ観ていられます。

反面、七つの大罪の足かせがあるおかげで、後半は少し想像しやすかったかな。

当然計算済みだとは思いますが、多少の噛み合わなさもあって議論が活発になっています。このあたりは『ユージュアル・サスペクツ』みたいですね。

私は難しいことはよく分からず、額面通り受け取っちゃうタイプなので、このへんはうーーんって感じかな。面白いんだけどね。

豪華すぎるキャスト!いつ見ても惚れる全盛期のブラピ。カッコよすぎ。

キャストはブラピにモーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシー。何度でも言わせてくれ。豪華すぎる。

ブラピはまさに全盛期で、3年後の『ファイト・クラブ』や、同時期に日本で放送されていたエドウィンのCMなど、まさしく「皆がイメージするブラピ」。めちゃくちゃカッコいい。静止画のカッコよさ維持したまま動くじゃん。最強?

モーガン・フリーマンは言わずもがなの安定感。当サイトでご紹介した『LUCY』にも出演されていますが、約10年の歳月を感じさせないですね。流石です。

ケヴィン・スペイシーは前回ご紹介した『ユージュアル・サスペクツ』にも出演されています。

この二作、公開年が同じで数ヶ月程度の差しか無いんですよね。同時並行で撮影でしょうか。すげぇ~。

最近気になっている『ベイビー・ドライバー』という映画にもケヴィン・スペイシーが出演していて驚きました。

僕、ケヴィン・スペイシーの呪いにかかってるの?

近々ではNetflixドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』にも出られています。未見ですが結構面白いらしいですね。

ケヴィン・スペイシーのあの落ち着いた感じ、好きなんですよねぇ~。ブラピ、モーガン・フリーマンと並んでサイコーのキャストだと思っています。カッコイイ。

七つの大罪になぞらえて進むからこそ気になる次の展開!

本作は冒頭でも述べたように、キリスト教の七つの大罪になぞらえて進むこともあり、比較的分かりやすく、次にどういったものが来るのか何とな~く予想できます。

ただ、事件の凄惨さはいつも想像を超えてきます。

そうなるとスリラー的に、次の事件がどの大罪になぞらえたものか、それがどれほど惨いもので、そこから捜査がどう進んでいくのか気になります。

その惹きつけられた興味は、少なくとも事件が七つ起きるまで連続的に持続するんですね。これが面白い。

一つ起きても絶対に次があるのは分かっている。分かっているからこそ気になってくる。

うっすら展開が見えていることを逆手に取って観ている側の興味を惹き続ける。凄惨さが常に想像を超えてくれるからこそ出来る構成だと思います。すごい。

終盤は少し想像しやすいか。『ユージュアル・サスペクツ』のラストに似た香り

七つの大罪で先の展開がうっすら見えることもあり、後半は少し想像しやすいです。

また、若干の噛み合わなさもあって議論が活発になっています。このあたりは『ユージュアル・サスペクツ』の終盤にも似ていますね。

噛み合わないところをどう解釈するか、アレじゃないか、いやコレじゃないかとやれるところは面白いです。

また、『ユージュアル・サスペクツ』が「何処まで想定の範囲内なのか」分からないところとは違って、このあたりの若干の噛み合わなさは想定の範囲内なんじゃないかと見ています。

七つの大罪になぞらえる以上、お尻に行くほど展開が厳しくなっていくと思うんですね。

仮に七つ事件を起こしたとして、ストーリーをどう閉じるのか。普通に捕まえてはい終わりだと味気ない。

六つ事件が起きたら、残りの罪で普通に惨い事件を起こすのか。それで想像を超えたところで、観ている側は満足するか。

後半に考慮すべき点を勘案した上で、あえて若干噛み合わない部分を作って観る側に議論・想像を誘発しているのではないかと言うのが個人的な見立てです。

とは言ってもあくまで個人的な見立て。。結局は何処までが想定の範囲内なのか判別は難しく、評価を6と付けています。

『ユージュアル・サスペクツ』といい、少し苦渋の決断です。どちらも本当に良い作品です。

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ではまた~。

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